暗算力をつくるために教室で徹底していること。

FUYUNOの計算トレーニングのもう一つの柱が、ninimathsです。このアプリの特徴は、足し算・引き算・かけ算のすべてを「上の位から入力する」という独自の仕様にあります。一般的な筆算は一の位から計算しますが、暗算では上の位から順に把握する方が情報処理が速くなり、全体の大きさをつかむ力が育ちます。これが後々、文章題や図形問題の基礎になります。

学年によって目標は少しずつ変わります。
1年生では、一桁の引き算を20秒以内、一桁の足し算を30秒以内で解くことを目標にしています。足し算の方が時間が長いのは、繰り上がりがあるためです。
2年生では二桁の加減算へ、3年生以降は二桁×一桁の暗算に挑戦します。
そして4年生でこの暗算が安定すると、それ以降の算数が非常にスムーズになります。割合、速さ、体積、比例など、どの単元でも掛け算・加減算を瞬時に処理する力が求められるためです。

さらに6年生になると円周率の計算が加わり、三桁×一桁を上の位から処理できる子は、計算のスピードも正確さも大きく違ってきます。暗算力は“応用問題に使える時間”を増やすので、算数全体の理解の深さに直結します。

FUYUNOでは、ninimathsの取り組みも毎回の記録用紙で管理します。今日の記録、前回の記録、できるようになった瞬間がはっきり可視化されることで、子どもは「成長の手応え」を自分の目で確認できます。計算が苦手だと思っていた子も、記録が上向いていることがわかると意欲が高まり、家庭学習にも前向きになります。

重要なのは、今できていないことを責めないことです。できるようになってから過去を振り返り、「前よりできている自分」を実感させることが最も効果的です。これは自信につながり、算数への前向きな姿勢を支えます。

ninimathsは、単なる計算アプリではありません。“上の位から考える力”を育て、暗算力の基盤をつくり、算数全体の理解を支える学習デザインになっています。これまでの経験からも、この取り組みが子どもたちの算数に大きな変化をもたらすことを実感しています。


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